3月16日全国一斉スタートした、平成26年度補正予算 省エネルギー設備導入補助金ですが、今月4月22日受け付け分をもって終了しておりました。
今回多くの申請のあったA類型の補助内容
補助対象:設備のみ(設置費用等は含まず。ただしB類型は補助対象)
個人事業・中小企業・エネルギー多消費企業:投資額の1/2
その他大企業等:投資額の1/3
補助金の上限は、1事業者あたり:1億5000万円
補助金の下限は、1事業者あたり:50万円以上
↓公式HP
SII 環境共創イニシアチブ 平成26年度補正予算 地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金最新モデル省エネルギー機器等導入支援事業(A類型) 申請受付終了
導入設備が「最新モデル」で「旧モデル」と比較して年平均1%以上省エネ性能が確認できる機器等の導入という条件を満たせば、中小企業なら投資額に対して半分補助が下りてきます。 それも最高1億5千万円というから凄いですね。
以上の補助内容が
早い者勝ちということもあり、先月16日の説明会から全国一斉に「性能証明書」取得に向け様々なメーカーで動かれたかと思います。 この証明書も発行に半月~1カ月かかるので、知り合いの会社では公募終了段階でも、取り掛かりが遅かったこともあり性能証明書が発行されていないと嘆いていました。
4月13日の週で予算がなくなるのでは?と噂されておりましたが
翌週22日受け付け分で終了。
それでも公募から約一カ月と、予定の12月終了を大幅に上回る速さで800億の予算が無くなりました。
↓SII H26年度補正予算分 省エネルギー設備導入補助金予算残額推移と、公募終了のお知らせ
公募書類の日別受付金額の推移です。
16日→17日 31億
17日→18日 63億
18日→19日 59億
19日→20日 23億
20日→21日 34億
21日→22日 135億
最終日22日受付分が急に他の日の倍以上増えていますが、色々あったのでしょうか
予算を超えると確定した日の申請書は、すべて審査対象外で、その前日分まで有効です。
今回の場合
22日に郵送受け付け分は、
審査対象
23日に郵送受け付け分は、
審査対象外
ということで、最後の方は1日差で明暗が分かれる争奪戦の補助金でした。
お祭り騒ぎのような一カ月でしたね。
審査対象と言っても審査に間に合っただけで、資料不備や性能証明書内容により交付決定か不合格かは審査開始から2~4週間後になるようです。
今年度のみの補助金で来年は継続しないようですが、どうなんでしょうか。 賛否両論のこの補助金、
早い者勝ちという点が各方面で振り回されたり、設備内容によって性能証明書の発行時間の差による不公平感が出たのではと感じます。
来年度も是非継続していただきたい制度ですが、この公募方法を見直して費用対効果の高い事業を優先的に採用される等改善すると、より良い補助金事業になると感じました。