ダンボール設計講座 第3回 ~ダンボール外のり寸法から罫線寸法を導く 設問編~
ダンボール設計講座 第2回 ~ダンボールの厚みと内寸・外のり寸法の解説~
からの続きです。
前回までに各段種別の
内寸
罫線寸
外のり寸
の関係について説明してきました。
今回はそれの応用編です。
外のり寸法を指定して箱を組み立てる
普段は内寸法から罫線寸法を出すことが多いのですが
・寸法が決まった場所に箱を納めるとき
・箱の中に仕切り等を入れたいとき
・立体構造物を組み立てていくとき
等を考えるときに必要になります
↓ダンボールに折り曲げ線を8本入れて
↓このように外のり寸法を指定して立方体を作るには、各罫線寸法にどのような数値を入れていけばいいのでしょうか
設問① ~外のり寸法から、罫線寸法を導く練習~
下にPDFファイルを添付しておりますので印刷して使ってみてください。
段種ごとに「内寸」「外のり寸法」がどうなるか確認しながら罫線寸法を考えてみましょう!
最終外形寸法
250x150x100mmになるように、各寸法を入れてください
このときに
①ダンボールに隙間が出来ないこと
②天面が水平にになること
が条件になります。
今回ちょっと難しくなりますが、頭の中でぐるぐるとダンボールを丸めて考えてみてください。
これが理解出来ると、いろいろな図面が書けるようになってきますよ
↓上記画像の印刷用PDFです。
(PDF: 383.03KB)
下記数値を参考にしてみてください
段種
ダンボールの厚み
内側への膨らみ
外側への膨らみ
E/F
1.5mm
1mm
0.5mm
B/F
3mm
2mm
1mm
A/F
5mm
3mm
2mm
W/F
8mm
5mm
3mm
*膨らみは、「罫線寸法」に対しての値です。
次回は解答と説明です。
おたのしみに!
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