ダンボール設計講座 第3回 ~ダンボール外のり寸法から罫線寸法を導く 設問編~

段ボール箱屋

2017年10月30日 07:00

ダンボール設計講座 第2回 ~ダンボールの厚みと内寸・外のり寸法の解説~
からの続きです。

前回までに各段種別の
内寸 
罫線寸 
外のり寸

の関係について説明してきました。

今回はそれの応用編です。


外のり寸法を指定して箱を組み立てる

普段は内寸法から罫線寸法を出すことが多いのですが
・寸法が決まった場所に箱を納めるとき
・箱の中に仕切り等を入れたいとき
・立体構造物を組み立てていくとき
等を考えるときに必要になります

↓ダンボールに折り曲げ線を8本入れて

↓このように外のり寸法を指定して立方体を作るには、各罫線寸法にどのような数値を入れていけばいいのでしょうか




設問① ~外のり寸法から、罫線寸法を導く練習~
下にPDFファイルを添付しておりますので印刷して使ってみてください。
段種ごとに「内寸」「外のり寸法」がどうなるか確認しながら罫線寸法を考えてみましょう!

最終外形寸法250x150x100mmになるように、各寸法を入れてください
このときに
①ダンボールに隙間が出来ないこと
②天面が水平にになること

が条件になります。
今回ちょっと難しくなりますが、頭の中でぐるぐるとダンボールを丸めて考えてみてください。
これが理解出来ると、いろいろな図面が書けるようになってきますよ



↓上記画像の印刷用PDFです。
 (PDF: 383.03KB)



下記数値を参考にしてみてください


段種
ダンボールの厚み
内側への膨らみ
外側への膨らみ


E/F
1.5mm
1mm
0.5mm


B/F
3mm
2mm
1mm


A/F
5mm
3mm
2mm


W/F
8mm
5mm
3mm



*膨らみは、「罫線寸法」に対しての値です。




次回は解答と説明です。
おたのしみに!

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