楽天銀行の「口座管理プラス」機能をプロバイダIP固定せず使えないのかな?
楽天銀行で複数の担当者に権限を細かく割り振って管理できる「口座管理プラス機能」
を使う上で必須である「IP固定」についてプロバイダ固定IPサービス利用せずに、IP制限なく安く運用するやり方がないかと思い、いろいろ調べた記事になります
結果的に
*プロバイダIP固定した上で利用しないと非常に不便である
*しかし固定した場合でも侵入セキュリティーリスク対応の費用がさらにかかる
*じゃあどうしようか
という記事になります。

楽天銀行の法人利用で複数人で管理したい場合
「楽天銀行 口座管理プラス」という機能を追加すると担当者別にID発行が出来、複数人で権限管理が出来るようになります。
Aさん 振込だけ出来る権限
Bさん 入出金画面だけ見える権限
Cさん 全権限
といった具合です。
ただしこの機能を使う場合には
会社のグローバルIPの固定が必須となり
プロバイ大手のOCNだと1アドレス固定費で年間10~20万円ほどかかります。
この機能の為にIP固定するのは費用がかかるので躊躇していたのですが
パソコンに詳しい同級生のかずきくん
に聞いたら
「IPV6で繋がってたら、プロバイダ側で設定変更しない限り固定(ほぼ固定)」
と教えてくれました。
しかし固定されるのは
IPV6アドレス○○○.○○○.○○○.○○○○○○.○○○.○○○.○○○の長い文字列が半固定されるということで
従来のIPV4アドレス○○○.○○○.○○○.○○○は頻繁に変更されてしまうのでした。
*ちなみに社内プライベートIPは固定していなくても大丈夫です。
▲ 目次にもどる
~当初調べはじめの時にIPV6設定でIPV4アドレスも固定できると勘違いして
V6設定について調べた記事ですが、今回は結果的に関係の無い内容ですが参考まで~
一時期ネット速度が速くなるという触れ込みで、IPV6設定が流行ったのですが
最終サーバーまでの経路すべてでIPV6対応設備でないとサイト自体が見れないという不具合があり
(IPV4overIPV6という機能で回避できるのですが) IPV4に戻す事が多かったようです。
ちなみに
自社のインターネット回線がIPv6接続されているかは下記サイトで調べることが出来ます
あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。
3行目:「IPv6 アドレスが検出されませんでした」と出るとIPV4接続状態です
一番下に赤字でIPV6の準備状況 0/10とか出てると思います。
みんなのネット回線速度
右側のIPV6にIPアドレスが表示されれば IPV6接続状態となります。
確認中。。。と出てるときはV6では繋がってません。
▲ 目次にもどる
ということで
従来の動的IPアドレスのままで口座管理プラス機能を使うと、IPアドレスが変更されるたびに楽天銀へのログインが出来なくなります。
IPアドレスが変更されるタイミングとして
・停電等でルーターが再起動する。
・プロバイダ側で変更(1ヶ月以内に高確率で変更)
そこで
楽天サポートに「IP固定せずに利用する方法は無いのか」聞いたら
「変更されるたびに、下記設定を行えば大丈夫です」
と、変更のたびにIPアドレスを登録していけば大丈夫だそうです。
IPアドレスが変更されてログイン出来ない場合の楽天銀行設定方法
1.ログイン画面下部「口座管理プラスログイン許可IPの管理はこちら」へ進む
2.「管理者」ユーザのID・パスワードを入力して、ワンタイム認証でログイン許可IPの追加登録を行う
という手順を踏めば、変更されても機能を利用出来ます。
この方法を使えば固定せずに利用できるのですが
ストレスたまると思います。
▲ 目次にもどる
1.やっぱりIP固定する
金銭に余裕のある場合はOCNで大丈夫ですが、他社に乗り換えた場合通信速度の低下が出ることがあります。
特に1ヶ月500円とかの激安IP固定サービスは速度低下が大きくOCNに戻す例を聞きました。
IP固定する際のサイバーリスクについて
IPアドレスを固定した場合、常に同じアドレスでネット接続され続けますので
サイバー攻撃側から見るアドレスが変わらないことによりセキュリティーリスクが上がります。
*UTM機器の導入
*EDR MDR XDR機能のセキュリティーソフトへ更新(出来れば専門スタッフ常時監視機能付きMDRかXDR)
*上記機能を持たない市販の家庭用ウイルスバスターやESET等をそのまま使うのはリスクがあります。
様々なセキュリティー対策が必要となってくるのですが、UTMは1台何十万円しますし
セキュリティーソフトをXDR対応しようとすると、パソコン1台あたり年間数万円コストが上がります。
セキュリティーソフトは会社のパソコン全台に入れる必要がありますので注意しましょう
拠点間VPN通信や 会社サーバーに外部アクセス等の機能を使わないのであれば
楽天口座管理プラス機能を使いたいだけでIP固定するのは、コスパが悪いとも言えます。
2.固定せずに、グローバルIP変更のたびに設定変更する。
追加費用無しに運用できるのですが
変わるたびにIPアドレス固定せずに使う方法で説明した設定変更する必要があります。
3.やっぱり口座管理プラス機能をあきらめる
弊社はこれなのですが、費用や煩雑さを総合的に判断して、今まで通りの1つのIDで全権管理して
必要に応じて1人の担当者が都度確認や作業を行う。
*参考までに他社ネットバンク大手
「住信SBIネット銀行」は権限を限定させた複数ID発行機能がありません (2024年 8月現在)
導入の参考になれば幸いです。
なにか間違いなどありましたらコメントでおしえていただけると幸いです。
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を使う上で必須である「IP固定」についてプロバイダ固定IPサービス利用せずに、IP制限なく安く運用するやり方がないかと思い、いろいろ調べた記事になります
結果的に
*プロバイダIP固定した上で利用しないと非常に不便である
*しかし固定した場合でも侵入セキュリティーリスク対応の費用がさらにかかる
*じゃあどうしようか
という記事になります。

口座管理プラス機能について
楽天銀行の法人利用で複数人で管理したい場合
「楽天銀行 口座管理プラス」という機能を追加すると担当者別にID発行が出来、複数人で権限管理が出来るようになります。
Aさん 振込だけ出来る権限
Bさん 入出金画面だけ見える権限
Cさん 全権限
といった具合です。
ただしこの機能を使う場合には
会社のグローバルIPの固定が必須となり
プロバイ大手のOCNだと1アドレス固定費で年間10~20万円ほどかかります。

この機能の為にIP固定するのは費用がかかるので躊躇していたのですが
パソコンに詳しい同級生のかずきくん

「IPV6で繋がってたら、プロバイダ側で設定変更しない限り固定(ほぼ固定)」
と教えてくれました。
しかし固定されるのは
IPV6アドレス○○○.○○○.○○○.○○○○○○.○○○.○○○.○○○の長い文字列が半固定されるということで
従来のIPV4アドレス○○○.○○○.○○○.○○○は頻繁に変更されてしまうのでした。
*ちなみに社内プライベートIPは固定していなくても大丈夫です。
▲ 目次にもどる
IPV6接続について(おまけ)
~当初調べはじめの時にIPV6設定でIPV4アドレスも固定できると勘違いして
V6設定について調べた記事ですが、今回は結果的に関係の無い内容ですが参考まで~
一時期ネット速度が速くなるという触れ込みで、IPV6設定が流行ったのですが
最終サーバーまでの経路すべてでIPV6対応設備でないとサイト自体が見れないという不具合があり
(IPV4overIPV6という機能で回避できるのですが) IPV4に戻す事が多かったようです。
ちなみに
自社のインターネット回線がIPv6接続されているかは下記サイトで調べることが出来ます
あなたの IPv6 接続性をテストしましょう。
3行目:「IPv6 アドレスが検出されませんでした」と出るとIPV4接続状態です
一番下に赤字でIPV6の準備状況 0/10とか出てると思います。
みんなのネット回線速度
右側のIPV6にIPアドレスが表示されれば IPV6接続状態となります。
確認中。。。と出てるときはV6では繋がってません。
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IPアドレス固定せずに使う方法
ということで
従来の動的IPアドレスのままで口座管理プラス機能を使うと、IPアドレスが変更されるたびに楽天銀へのログインが出来なくなります。
IPアドレスが変更されるタイミングとして
・停電等でルーターが再起動する。
・プロバイダ側で変更(1ヶ月以内に高確率で変更)
そこで
楽天サポートに「IP固定せずに利用する方法は無いのか」聞いたら
「変更されるたびに、下記設定を行えば大丈夫です」
と、変更のたびにIPアドレスを登録していけば大丈夫だそうです。
IPアドレスが変更されてログイン出来ない場合の楽天銀行設定方法
1.ログイン画面下部「口座管理プラスログイン許可IPの管理はこちら」へ進む
2.「管理者」ユーザのID・パスワードを入力して、ワンタイム認証でログイン許可IPの追加登録を行う
という手順を踏めば、変更されても機能を利用出来ます。
この方法を使えば固定せずに利用できるのですが
ストレスたまると思います。

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まとめ
1.やっぱりIP固定する
金銭に余裕のある場合はOCNで大丈夫ですが、他社に乗り換えた場合通信速度の低下が出ることがあります。
特に1ヶ月500円とかの激安IP固定サービスは速度低下が大きくOCNに戻す例を聞きました。
IP固定する際のサイバーリスクについて
IPアドレスを固定した場合、常に同じアドレスでネット接続され続けますので
サイバー攻撃側から見るアドレスが変わらないことによりセキュリティーリスクが上がります。
*UTM機器の導入
*EDR MDR XDR機能のセキュリティーソフトへ更新(出来れば専門スタッフ常時監視機能付きMDRかXDR)
*上記機能を持たない市販の家庭用ウイルスバスターやESET等をそのまま使うのはリスクがあります。
様々なセキュリティー対策が必要となってくるのですが、UTMは1台何十万円しますし
セキュリティーソフトをXDR対応しようとすると、パソコン1台あたり年間数万円コストが上がります。
セキュリティーソフトは会社のパソコン全台に入れる必要がありますので注意しましょう
拠点間VPN通信や 会社サーバーに外部アクセス等の機能を使わないのであれば
楽天口座管理プラス機能を使いたいだけでIP固定するのは、コスパが悪いとも言えます。
2.固定せずに、グローバルIP変更のたびに設定変更する。
追加費用無しに運用できるのですが
変わるたびにIPアドレス固定せずに使う方法で説明した設定変更する必要があります。
3.やっぱり口座管理プラス機能をあきらめる
弊社はこれなのですが、費用や煩雑さを総合的に判断して、今まで通りの1つのIDで全権管理して
必要に応じて1人の担当者が都度確認や作業を行う。
*参考までに他社ネットバンク大手
「住信SBIネット銀行」は権限を限定させた複数ID発行機能がありません (2024年 8月現在)
導入の参考になれば幸いです。

なにか間違いなどありましたらコメントでおしえていただけると幸いです。
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