2013年飛騨地方で大発生したマイマイガですが、今年も大発生しそうな予感です。
去年大量に産み付けられた卵の孵化が来月4月に迫ってきました。
マイマイガ対策としては、何ができるのでしょうか
--------------------------マイマイガのおさらい-------------------------
4月・・ふ化時期
卵の孵化時期です、孵化すると1mmにも満たない小さな黒い毛虫が巣から数百匹湧きます。お昼間に高い場所に登り、糸を出して風に乗って空中を飛び回ります。
小さすぎて気づにくく知らないうちに服や肌に付着します。
山道を窓を開けてのドライブは、上にある木の葉からどんどん降ってきて車内に侵入してきますので、ご注意ください。
公園の手すり等、外ではあらゆる所にいますのでご注意下さい。
4月~5月この時期によく刺されます。 刺されると痒みを伴い赤く腫れてきます。
(孵化前に徹底的に卵を取りましょう)

↑春になり卵から孵化すると、繭に穴が開いたような感じに変化します。
こうなる前に取り除きましょう!
5月~7月・・毛虫→さなぎへ
(主食は落葉樹(もみじ・朴木・桜の木によく付きます)ですが、草も食べますので除草も効果的です。生まれたての毛虫には毛に毒があるので注意です。特に小さなお子様がみえるご家庭ではお気を付け下さい。
幼虫には毛虫用の農薬・殺虫剤が効くようです。)
毛虫用殺虫剤
色々種類があり何でも効くと思いますが、ケムシコロリはノズルが伸び噴射力も強い為、高い場所にも届きやすくお気に入りです。
毛虫に効く農薬
以下「噴霧器」と合わせて使用します。
弊社では写真の手動ポンプ式を使用しており、家庭で使うにもこれくらいで十分かと思います。
トレボンMC
他の農薬マトリックフロアブル・スタークルに比べ、マイクロカプセル状で臭いも少なく使いやすいようで、実際匂いは少ないです。
毛虫の場合2000倍~4000倍に希釈して使用します。
マトリックフロアブル
毛虫の場合2000倍に希釈して使用します。
7月~8月・・さなぎ→成虫へ
(
この段階になると、農薬・殺虫剤が効きません。 成虫の寿命は10日程 )
成虫の簡単な生態について、
後日アップしたブログに載せてます。
7月~9月・・産卵時期
(またひたすら卵取りの時期です・・)
マイマイガの産卵後

↑夏の終わりから翌年春前まではこの状態です。
この状態の内に取り除きましょう。 道具はペットボトルを半分に切ったものを使うと、飛び散りにくくて便利です。
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家の中もご注意ください
去年自宅の部屋の中で、親の死骸を発見し近くを探したら卵発見!!!
皆様もタンスや冷蔵庫の後ろなど、影になっているところに親の死骸を見つけたら徹底的に卵を探しましょう。
かならず見覚えのある茶色の綿菓子みたいなのがあるはずです。
部屋の中で、蛾が飛び回るのは想像したくありませんね・・
弊社の虫混入対策
①工場内解放窓にはすべて網戸設置
②製品搬出搬入口には高速シャッター
③工場内に、
ムシポンと床置き粘着トラップを複数台設置
④外灯→ナトリウム灯 工場1F→LED灯に変更
を行っておりますが、今年は去年より大発生しそうなのでとても心配です。