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分かり易いITFコードの作成・豆知識(物流コード・インジケーターの付け方について)




ITFコードとは
集合包装(箱に複数の商品が入っている場合に使用されるのコードで、物流の為にあるコードとも言えます。
主に流通段階で使用した、企業内での集合包装された商品の入出荷や棚卸管理などにも利用されます。
数年前に日本独自の16桁から世界標準の14桁に変更になりました。(GTIN-14とも呼びます)  前規格の16桁のコードをまだ使用している場合、使用できなくなりましたので14桁に変更する必要があります。

ITFコードとJANコードの違い
JANコードは商品1つに対して1コードですが、ITFコードは同一複数個商品に対して
1コードで、なんで2種類もあるんだとなるのですがそれぞれ別の目的があります

JANコード・・スーパーなどのPOSレジで読み取る為のコードで私たち一般消費者にもなじみのあるコードです数字13桁もしくは8桁です。

ITFコード・・・物流倉庫で読み取るコード



ITFコードについて

↓下記画像の通り、線の周りに黒の太いライン(ベアラバーと呼びます)で囲まれているのがITFコードです。


分かり易いITFコードの作成・豆知識(物流コード・インジケーターの付け方について)


構造は、物流コード(インジケーター)+JANコード+チェックデジットの14桁で
JANコードの前に0-9の何かが付くのがITFコードと思って下さい。


*物流識別コード(インジケーター)


0-9まであり、どれを付けるかに決まりがあります。

1.先頭に「0」をつける特殊パターン
同一商品が複数個入った箱をそのまま販売する場合の物流用コードをつけたいとき

①中身の単品JANコードとは異なるJANコードを外装ケース等に表示します。
*同じコードを付けてしまうと、複数個入っているのにレジで単品1個と認識されてしまうためです。

中身の単品JANコード:490123400001
外装ケースJANコード:4901234000025(必ず中身とは違う商品コードを付けます)

②外装ケースのJANコードの前に「0」を付けてITFコードを作成します。
この場合のITFコードは外装ケースに印刷するJANコードの前に”0”を付けて
04901234000025となります。(チェックデジットの自動計算は、このページ下段に紹介してます。

店頭POSではJANコードしか読めないのでJANコードだけダンボール等に印刷していればいいのですが
物流会社から、ITFも印刷してほしいといった依頼がある場合に、JANの前に0をつけて、ITFをつけることがあります
割と特殊なパターンです。

2.通常は1-8を付けます。
同一商品で入り数が異なる場合
販促品を区別したい場合

①中身の単品JANコードの先頭に1から順番に付けていきます

10個入れ・・1xxxxxxxxxxxxx
12個入れ・・2xxxxxxxxxxxxx
30個入れ・・3xxxxxxxxxxxxx
10個入れをバンド掛けで3つ縛り:4xxxxxxxxxxxxx
販促品10個入れ・・5xxxxxxxxxxxxx

と言った具合で
包装形態(入り数等)が異なる場合、先頭の種別コードを振り分けます。



*事業者コード+商品コード
前回のJANコードで説明した企業コードと商品コードを入れます。

*チェックデジット
1・2で作成された数字に対して自動的に入る数値になります。

ITFコードについての説明でした。
もっと詳しく知りたい方は
<ITFコード公式ページ>
日本でのJANコードやITFコードの申請・管理についての公式は
GS1 Japan
になりますので、申請やお問い合わせは上記サイトへ直接お問い合わせください。


チェックデジットが分からないときは、下記公式サイトにて自動計算してくれます。
流通システム開発センター(チェックデジット自動計算


ITFコードの1桁目”物流コード”の付番をしっかり理解しておきましょう!
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