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C式段ボール箱 形式のお話

いつもお世話になります。

今日は、段ボール箱の形状について


段ボール箱には様々な形状があります。
前回お話ししましたA-1式について多いのがこちらのC式と呼ばれるタイプです。

製品を納める「ミ」と「フタ」に分かれる形状になります。
2013現在最新のJIS規格では「テレスコープ形」と言いまして
細かな形状により、いくつか分別されます。




外装ケースに使用される一般的な形状は0301型
4隅(2枚で8カ所)を、テープ止め、もしくわステッチャ(針金)止めする必要があります。


展開                         組立
C式段ボール箱 形式のお話





下記のA式の方フラップなしを組み合わせた物を0320型と呼びます。
外国から入ってくるバナナのケースなどで、よく見かけます。
写真ではフラップをテープ止めしてますが、ステッチャ止めしている事が多いです。


展開                         組立
C式段ボール箱 形式のお話





以上2点が外装用で、ギフトなどに使用される物は以下の形状がよく使用されます。
今回B段で作成しましたが、ギフト用ではさらに薄いE段以上で作る事が多いです。
こちらは、通常木型を作成します。


展開                         組立
C式段ボール箱 形式のお話





価格は上がりますが、フタの角を糊で4点貼りしてワンタッチで組立が出来る形状もあり、起こすだけで組み上げる事が出来ます。
こちらも、通常木型を作成します。


展開                         組立
C式段ボール箱 形式のお話
こちらは、ビールやジュースのギフト箱のフタでよく見かけます。



飛騨地方では、無垢の木で作る飛騨家具のテーブル天板を梱包するのに0301型がよく使用されます。
他に、表彰状や絵画などを入れるのに個人の方から、よくお問い合わせいただきます。
通常、なにも形状の指定が無ければ、0301型で作成します。
1枚からオーダー形状作成しておりますので、お気軽にご連絡下さい。
TEL:0577-73-3200


最後に、このテレスコープ形状(C式)のメリットデメリットですが

C式のメリットhand&foot09
*深さが浅い形状の物を入れやすい。(A-1式で深さの浅いケースを作るとつなぎ目が
  非常に破れやすくなります)
*外箱に使用する簡易形状(0301型)だと木型が不要
*内装ケースによく使用される額縁付きだと、ギフトとして高級感が出る
*機械式の自動梱包機にかけられる


C式のデメリットhand&foot03
*簡易式だと、通常四隅8カ所をテープもしくわステッチャーで固定しなければならないので手間がかかる
*内装ケースに使用する額縁形状の場合木型代がかかる。その際の木型代も
  ミ1型・フタ1型の計2型作成する場合が多く、型代で5万円超える事が多い
  (初期コストが高い)


後日、他の形式もアップします。
お楽しみにemotion22
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