段ボール原紙 値上げ発表されました 2022年 2月からキロ10円以上
2022年 7月19日追記
2回目の値上げ発表が大王製紙よりありました。
2022年 5月25日追記
古紙国内価格上昇 記事(日経より抜粋)
2022年 4月6日追記
段ボール値上げ記事(日経より抜粋)
まだ各社値上げ交渉中の所も多いと思いますが、早くも次の値上げの可能性が出てきました
前回2017-2018年に2年連続値上げがありましたが、そのとき段ボール会社の廃業や買収が行われました。
段ボール外装箱業界は変動費率が70%以上(100%超え有)と高いため、さらなる値上げは勘弁願いたいところです。
2022年 1月7日追記
王子マテリア(王子グループの段ボール原紙を作る会社)から12/16に値上げの発表がありました。
各製紙メーカーより段メーカーに見積が提出され始め、値上げ確実となってきました。
辛いです。。
2021年 12月14日追記 2022年 2月~大王製紙、段ボール原紙を値上げ 包装用紙も
大王製紙が追随しました。。。
王子製紙は未発表ですが、値上げはほぼ決定事項(時期と上げ幅は未定)のようです。
ここから本文です。
昨日11月30日にレンゴーより、段ボール原紙と段ボール製品について値上げの発表がありました。
本日の日経新聞にも同様の記事が掲載されております。
今年に入り古紙価格が上昇している要因もあり、業界内で来年あたりに原紙価格が上がるのではないかという憶測はありました。
11月30日にレンゴーから出ているプレスリリースによりますと、値上げの要因として
1.世界的な原燃料価格の上昇
2.補助材料の高騰
3.物流経費の高騰
の3つが上げられておりました。
追加として
4.温室効果ガスの削減計画を確実に実行するため
とありました。公式HPのなかに
サステナビリティレポート2021からPDFで確認することが出来ます。
原燃料価格高騰の中に、古紙が入っていると思われますが
製紙メーカーがここ近年海外へ段ボール原紙輸出をせっせと行い、日本の貴重な古紙資源を海外へどんどん出していることによる、古紙不足も大きな要因となっております。
海外に売る理由としては、国内に売るより海外に売った方が儲かるからです。
各製紙メーカーが過去最高益を出している要因でもあります。
レンゴー、中間の売上高、利益が過去最高(東京商工リサーチ)
王子HDの4~9月、営業益最高630億円 段ボール好調(日本経済新聞)
古紙価格が今回のキロ10円の値上げにどれくらいの割合になっているのかは分かりません。
しかし、原紙輸出よる古紙高騰を価格転嫁されるのは納得がいかないところではあります。
今回の値上げ幅は10円/キロです。
キロ単位だと分かりづらいので一般的なシート価格に換算すると(概算)
シングル(A段 B段 E段等)1㎡あたり概算
c5xc5 5円
k6xk6 6円
k7xk7 8円
ダブル(W段)1㎡あたり概算
c5xc5 8円
k6xk6 9円
k7xk7 10円
の値上げ幅になるかと思います。
ただキロ10円以上となっているのでこれよりも上がるかもしれません。
----------------------------------------------------------
~2022 2 15追記~
仕入れ先からの提示価格が、想定の倍キロ20円アップで提示されております。
配送費の高騰や各種素材の値上げが含まれており
ここ数年の値上げの中でも最大の上げ幅です。
----------------------------------------------------------
ちなみに現在のシート価格相場については
日本経済新聞・主要相場・ マンスリー 合成樹脂・乳製品・段ボールシート2021/11/18
段ボールシート
(東京、需要家持ち込み、1ロット 3,000平方メートル以上の取引、1平方メートル、90-120日手形、円)
▽両面段ボールシート(A段やB段のなみなみが1段タイプの段ボールシート)
C'5(C'170×SCP125×C'170)
61 -62円です。
12月16日に王子マテリアから値上げ発表があり値上げ確実となりました。
王子製紙が追随するのか?
になります。
理由として
レンゴーは、段ボール原紙をグループ内だけに販売しておりますが
王子製紙はグループ内と全国の独立系段メーカーにも販売しており全国的な価格動向にかなり影響がでてきますので、今後の動向に注目です。
最近いろいろな物が値上がりするようになってきました。
その中でも段ボール製品は裾野が広いため、今回の値上げが実施されればかなり広範囲の業種で物流費のコストアップになります。
弊社でも原紙値上げの度に業績が下がりますし、どうか上がらないで欲しいところです。
2回目の値上げ発表が大王製紙よりありました。
2022年 5月25日追記
古紙国内価格上昇 記事(日経より抜粋)
2022年 4月6日追記
段ボール値上げ記事(日経より抜粋)
まだ各社値上げ交渉中の所も多いと思いますが、早くも次の値上げの可能性が出てきました
前回2017-2018年に2年連続値上げがありましたが、そのとき段ボール会社の廃業や買収が行われました。
段ボール外装箱業界は変動費率が70%以上(100%超え有)と高いため、さらなる値上げは勘弁願いたいところです。
2022年 1月7日追記
王子マテリア(王子グループの段ボール原紙を作る会社)から12/16に値上げの発表がありました。
各製紙メーカーより段メーカーに見積が提出され始め、値上げ確実となってきました。
辛いです。。
2021年 12月14日追記 2022年 2月~大王製紙、段ボール原紙を値上げ 包装用紙も
大王製紙が追随しました。。。
王子製紙は未発表ですが、値上げはほぼ決定事項(時期と上げ幅は未定)のようです。
ここから本文です。
昨日11月30日にレンゴーより、段ボール原紙と段ボール製品について値上げの発表がありました。
本日の日経新聞にも同様の記事が掲載されております。
今年に入り古紙価格が上昇している要因もあり、業界内で来年あたりに原紙価格が上がるのではないかという憶測はありました。
11月30日にレンゴーから出ているプレスリリースによりますと、値上げの要因として
1.世界的な原燃料価格の上昇
2.補助材料の高騰
3.物流経費の高騰
の3つが上げられておりました。
追加として
4.温室効果ガスの削減計画を確実に実行するため
とありました。公式HPのなかに
サステナビリティレポート2021からPDFで確認することが出来ます。
原燃料価格高騰の中に、古紙が入っていると思われますが
製紙メーカーがここ近年海外へ段ボール原紙輸出をせっせと行い、日本の貴重な古紙資源を海外へどんどん出していることによる、古紙不足も大きな要因となっております。
海外に売る理由としては、国内に売るより海外に売った方が儲かるからです。
各製紙メーカーが過去最高益を出している要因でもあります。
レンゴー、中間の売上高、利益が過去最高(東京商工リサーチ)
王子HDの4~9月、営業益最高630億円 段ボール好調(日本経済新聞)
古紙価格が今回のキロ10円の値上げにどれくらいの割合になっているのかは分かりません。
しかし、原紙輸出よる古紙高騰を価格転嫁されるのは納得がいかないところではあります。
■原紙の値上げ幅について
今回の値上げ幅は10円/キロです。
キロ単位だと分かりづらいので一般的なシート価格に換算すると(概算)
シングル(A段 B段 E段等)1㎡あたり概算
c5xc5 5円
k6xk6 6円
k7xk7 8円
ダブル(W段)1㎡あたり概算
c5xc5 8円
k6xk6 9円
k7xk7 10円
の値上げ幅になるかと思います。
ただキロ10円以上となっているのでこれよりも上がるかもしれません。
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~2022 2 15追記~
仕入れ先からの提示価格が、想定の倍キロ20円アップで提示されております。
配送費の高騰や各種素材の値上げが含まれており
ここ数年の値上げの中でも最大の上げ幅です。
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ちなみに現在のシート価格相場については
日本経済新聞・主要相場・ マンスリー 合成樹脂・乳製品・段ボールシート2021/11/18
段ボールシート
(東京、需要家持ち込み、1ロット 3,000平方メートル以上の取引、1平方メートル、90-120日手形、円)
▽両面段ボールシート(A段やB段のなみなみが1段タイプの段ボールシート)
C'5(C'170×SCP125×C'170)
61 -62円です。
■今後の注目動向
12月16日に王子マテリアから値上げ発表があり値上げ確実となりました。
になります。
理由として
レンゴーは、段ボール原紙をグループ内だけに販売しておりますが
王子製紙はグループ内と全国の独立系段メーカーにも販売しており全国的な価格動向にかなり影響がでてきますので、今後の動向に注目です。
最近いろいろな物が値上がりするようになってきました。
その中でも段ボール製品は裾野が広いため、今回の値上げが実施されればかなり広範囲の業種で物流費のコストアップになります。
弊社でも原紙値上げの度に業績が下がりますし、どうか上がらないで欲しいところです。
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